技術紹介

三鷹精工の技術紹介

新技術紹介

世界初、横型真円度測定機 2017年度日本機械学会優秀製品賞を受賞

CM-51P

横型真円度測定機 Circle Master Long
従来のテーブル回転型の真円度測定機(CM-50P等)では測定が困難であった長物シャフトの任意の位置での真円度測定が可能となりました。
切断しないで測定が出来れば、製品の無駄、切断工数の無駄を省けます。
【中小ものづくり高度化法】、「三、精密加工」分野 ②高度化目標 の中に廃棄物の削減による環境負荷への配慮と指針に明記されており、これにも適合しています。
長物シャフトを従来の真円度測定機で測定しようとすると、シャフトをテーブル上に固定した時、テーブル上面とシャフトの直角が出ていないとシャフトは振れ回ります。そのため、高い位置での測定には問題が発生します。従来は、シャフトの測定したい箇所付近を短く切断して測定しており、製品の無駄が生じました。
しかしこの横型真円度測定機サークルマスタロングはシャフトを切断することなく任意の位置での真円度測定が可能となりました。
横置きに配置されたターンテーブル(静圧空気軸受)の真ん中に貫通穴を設け、その穴に長物シャフトを通します。測定したい箇所で長物シャフトを固定します。測定物は固定され、検出器(センサー)が測定箇所の円周を回転して測定を行います。この様に測定位置に近い箇所をクランプするため、わずらわしい直角出しの作業は不要です。
測定機両端に支持台を設置することにより、実績としては4mの長さまでありますが、理論的には10m以上可能です。

人工衛星部品を納品

ベアリングの押さえ部品、ベアリングの筒(ベアリングハウジング)等を納品。

ベアリングは回転部分にゴミが入ると回転せず、故障となります。宇宙に打ち上げられた人工衛星では、修理困難です。回転し続けても、ゴミを出さない部品を供給する必要があります。

ゴミを出さないためには、
・最終工程で洗浄だけではゴミはなくならない。
・加工時からゴミの出ないように加工する。
・ゴミを出さずに鏡の様にピカピカにし、かつ精度を出す。

当社が人工衛星の部品製作を可能にしたのは、日頃から精度1~2µmという、加工を行っているからです。
精度ニーズに対しては、磨き技術を解決すればよかった、磨きにより形状が変化するのでそれを考慮して加工、測定して実行しました。
寸法公差をすべて満足した完成品が出来上がりました。

鏡面仕上げ
ピカピカさはミラー面(鏡面)のようである。
磨き
止め穴の底まで磨いています

現場型真円度測定機を開発

平成25年度『中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新始業に係る補助金事業』で、現場型真円度測定機CM-Moduloを開発

CM-Module

■製造現場サイドに最適、CM-Module の特徴
・A3サイズ 省スペースで設置可能
・操作が簡単
・測定時間が短縮

■各ユニットがモジュール化
測定物に最適なモジュールを選択することにより、素早く簡単に測定することが出来る。
測定開始はテーブル横のスタートスイッチで行い、作業者はパソコン操作せずに繰り返し測定する事が出来る。

◇全数検査対応型CM-Module
◇チルトテーブル付CM-Module

加工技術のご案内

三鷹精工で出来る、加工技術をご紹介いたします。ご相談ください。

精密加工+α

サブミクロンのニーズに応える精密機械加工技術をご提供します。

三鷹精工の+αとは、他社には真似できないNo.1の技術です。

ラップ加工擦り合わせ・磨き加工など長年の実績経験を活かした技術で

 機械加工後、手仕上げを加えます。

超繊細な手作業で組み立てる精密組立を、手作業で数10点もの部品の軸を数ミクロンの精度で合わせます。

三鷹精工の基幹技術

ゲージ類

精密機械加工された部品は、さらにバリやコンタミネーションの徹底した除去が行なわれます。しかし、いかに加工精度が高くとも、正確に測ることが出来なければ良い製品ができません。
加工技術 < 精密測定技術

精密測定技術は、ゲージメーカである三鷹精工の基幹技術です。
ミクロンオーダーの測定を行うゲージの製作で培ったサブミクロン加工技術があります。

設備・機械

設備

主要検査設備

主要工作機械設備