会社案内

限界ゲージ
写真1
ゲージメーカとして昭和30年に設立しました。

限界ゲージ(写真1)とは寸法測定の規範となるものでありますので、 限界ゲージの製作においては精密機械加工技術と精密測定技術が必要とされます。

静圧空気軸受
写真2
この精密加工技術と精密測定技術を弊社の基幹技術として、ゲージ以外に精密部品、 静圧空気軸受、その応用商品として、真円度測定機を製造販売しております。

最近は、弊社の基幹技術に+αを加えて更に精度面の向上に努めております。 この+αとは機械加工(精密機械加工 + 精密測定)後、ラップ、磨き、 精密組立等の熟達した技術を要するものを付加させたものです。 この熟達した技術による高精度仕上げ作業は、我々日本人がもっとも得意とする 「正確さ」、「緻密さ」、「丹念さ」、「几帳面さ」を必要とするため、 産業の空洞化が加速する現在、“日本に残る製造業の牽引役”を目指しております。

真円度測定器
写真3
横型真円度測定機
写真4
具体的には、この熟達した技術である+αで 平成21年度ものづくり中小企業製品開発等支援事業(ものづくり補助金)の採択を受け、 回転精度が20nm(ナノメータ)のスーパーエアーベアリング(静圧空気軸受) を開発いたしました。(写真2)静圧空気軸受はオイル等を使用せず、 クリーンな圧縮空気を使用するため低炭素化社会に適した製品であります。

静圧空気軸受の応用商品である真円度測定機では、コンパクトサイズの扱いやすい製造現場設備向けの真円度測定器(写真3) や、独自性を生かした横型真円度測定機(写真4)も開発し生産しております。  長物シャフトを切断することなく測定できますので、材料の無駄が無くなり、 エコ化にも最適であります。

この横型真円度測定機に更なる機能を付加した測定機の開発は、 平成23年に関東経済産業局より特定研究開発等計画の認定を頂きました。

従来輸入品に頼っていた人工衛星の重要部品の国産化にもこの熟達した技術が活かされており、 弊社で製作した人工衛星部品が現在地球上を周回しております。 今後打ち上げが予定されている衛星にも三鷹精工製作の製品が搭載される予定であります。精密部品類では、ねじ関連の部品(送りねじ、差動ねじ、ウォーム等) は各方面から定評があります。

弊社は“日本に残る製造業の牽引役”を目指して技術向上のために日夜努力をしております。

社長挨拶

弊社は、日本の機械工業の振興のためにはゲージ工業の確立が先決であると考え、ゲージの専門工場として昭和30年にスタートしました。この約半世紀の間、常にTMSのゲージ、精密加工、精密測定の分野でお客様に信頼を頂き皆さまのお役に立つことができるように 努力してまいりました。

日本の製造業の空洞化が問題となっている昨今、日本の製造業の基礎には精密加工、精密測定が不可欠と考えております。小回りを利かせて、「機械加工 +α」でお客様のニーズにお応えし、お役に立つことができる企業になるよう日々努力いたしますので お引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

会社概要

会社商号 株式会社三鷹精工
所在地

〒196-0021
東京都昭島市武蔵野3-2-32
JR青梅線:中神駅北口より徒歩約15分
もしくはタクシーで約5分

創立 昭和30年3月(1955年)
資本金 1,000万円
事業内容 1.各種ゲージ類並びに治具類の設計、製作、販売
2.精密部品、送りねじ等の製作販売
3.真円度測定機、省力自動検査装置、自動測定機器、静圧空気軸受(エアベアリング)の設計、製作販売
4.前3号に付帯する一切の業務
従業員数 26名
役員 代表取締役社長 山下弘洋
監査役 津布久幸男
主要取引銀行 多摩信用金庫 三菱東京UFJ銀行

取扱い製品

各種ゲージ類 ねじゲージ、プラグゲージ、テーパゲージ等
静圧空気軸受 UBSシリーズ
真円度測定機 サークルマスタシリーズ
精密部品 人工衛星部品、 精密送りねじ等
精密組立ユニット 半導体製造装置用ユニット等

沿革

1955. 3
わが国機械工業の振興のためにゲージ工業の確立が急務であると考え、ゲージの専門工場として『株式会社田尻三鷹精機』を東京都武蔵野市に創設する
1958.12
ねじゲージのJIS表示許可工場となる
1959. 2
経営合理化により東京都知事賞を受賞する
1959.11
経営合理化により中小企業庁長官賞を受賞する
1961. 2
経営合理化により中小企業庁よりモデル工場の指定を受ける
1963. 2
合理化モデル工場として、さらに継続指定を受ける
1963. 9
田尻機械工業株式会社に吸収合併され、同社の三鷹工場となる
1964. 9
合併による組織並びに社名変更のため、ねじゲージのJIS表示許可再申請のところ引き続き表示許可となる
1966.11
田尻機械工業株式会社から分離独立して社名を株式会社三鷹精工と改称する
1966.11
分離独立による組織並びに社名変更のため、ねじゲージのJIS表示許可再申請のところ引き続き表示許可となる
1971. 9
工場新設に伴い現在地に移転する
1972.11
現在地移転のため、JIS表示許可再申請のところ引き続き表示許可となる許可番号6421  同時に静圧空気軸受(エアベアリング)並びに省力自動装置の研究開発を開始した
1980. 3
静圧空気軸受(エアベアリング)の受注活動を開始した
1985.10
真円度測定機を発表し、受注活動を開始した
1987. 5
各種自動測定機器の受注活動を開始した
1988. 9
ゲージの技術を生かし、精密部品の受注活動を開始した
1990. 9
精密送りねじの製作を開始した
2004. 5
新型の横型真円度測定機を発表し、受注活動を開始した。
2009. 9
平成21年度ものづくり中小企業開発等支援補助金(試作開発等支援事業)の採択を受け、高回転精度の静圧空気軸受けの開発に着手した。
2010. 8
高回転精度の静圧空気軸受けを発表し、受注活動を開始した。
2011. 3
高機能横型真円度測定機の開発が関東経済産業局より中小企業のものづくり基板技術の高度化に関する特定研究開発等の認定を受ける。
2011.12
平成23年度受注型中小製造業競争力強化支援事業助成金の採択を受け高清浄度部品の開発に着手した。
2013. 6
平成24年度ものつくり補助金の採択を受ける。
2014. 4
平成25年度ものつくり補助金の採択を受ける。
2015. 6
平成26年度ものつくり補助金の採択を受ける。
2016. 6
平成27年度ものつくり補助金の採択を受ける。
2016.10
塩崎恭久厚生労働大臣より毎月勤労統計調査指定事業所としての協力に対して表彰される。
2016.11
関東経済産業局より中小企業等経営強化法経営力向上計画について認定される。
2018.04
横型真円度測定機が『日本機械学会 優秀製品賞』を日本機会学会より受賞する。
2019.08
砥粒加工学会学術講演会ABTEC2019(埼玉大で開催)で当社と共同研究している都立産業技術高等専門学校 冨田准教授が「静圧空気軸受における回転誤差と軸形状」を発表した。

品質保証

ゲージメーカーである当社は常に正確な測定結果をお客様へ提示する義務があると考えています。
このため国家標準に対して常にトレーサブルな状態を維持しております。